
日本人にはなかなか理解できないフォースの導きによって欧米では絶大なる支持を得ているゾンビゲー。このZombie Driverもそんなゾンビゲーの1つで、(これも毎度のことながら)際限なく湧いて湧いて湧きまくってくるゾンビを轢いて轢いて轢きまくる、そんなドライビングゲームだ。
比較的こまめにアップデートされるゲームだが、1月ほど前に行われた大型のアップデートに合わせる形でSteam上で半額セール(4.99ドル)が行われていたところを購入した。
ストーリーモードではステージ形式でシナリオが進行。市街地に徘徊するゾンビの群れをかいくぐり、襲われそうになっている人を救出してベース(脱出ポイント)まで連れ出すのが目的。

まずは最初にブリーフィング画面。
何か英語がいっぱいあるけど読む必要があるのは★★マークの下の行だけでOKです。上の方の★★はステージのクリア条件の説明と、その下にクリア時の報酬がアイコンとして表示されていて、下の★★は追加ボーナスの条件と報酬です。
文章のほかには、右上にある地図は良く見ておくといい。助ける対象の居場所とベースの位置が分かるようになっている。

次に車の選択。
最初はタクシーだけだが、報酬によって増えるし資金を投じてアップグレードしたり武器を購入できる。いくつかパラメータがあるけど、何気に重要なのは乗客の定員数。これが少ないと往復回数が増えるので時間的に厳しくなる。
車を選択したら、いざステージ開始。

ステージに出るといきなりゾンビの大群が押し押せてくるので、避けるか車で思いっきり轢き倒していくか武器をぶっ放してなんとか切り抜けていく。
グラフィックは3Dなんだけど視点が上からの見下ろし型で固定なのでプレイ感は2Dっぽい感じ。マップ上に数千体のゾンビや破壊可能なオブジェクトが配置されているせいか、やたらとメモリを喰う(1Gくらい)。
生存者がいる方向と人数が画面の端に緑色の円で表示される(上の画像の場合は画面上部と左上の2箇所)ので、基本的にはこの表示があるほうに向かえば良い。この緑は時間が経つにつれ赤色に変わっていって、完全に赤になってしまったら死んでしまって救助できなくなる。救助すべき人数や位置、乗車定員などを考慮してルート取りする必要があるのだ。

救助ポイントに到達すると、ここにも敵の集団がいるので、この赤丸の付いた敵をすべて掃討して人のマークのある円に停車すると助けを求める人が車に乗り込んでくる。
こうやって救助対象の人をすべてベースまで運ぶとステージクリアとなる。もたもたしていると生存者は死んでしまう反面、生存者をすべてベースに運んでしまうとその時点でクリアとなってしまうので、追加ボーナスを獲得するための活動は最後の生存者を救出したら、その帰り道で行うといい。ベースの近くには一定時間で回復アイテムが沸くようになっているので、最後の生存者を救出した後ならじっくりゾンビ掃討を楽しめる。
資金はステージの報酬だけではなくてマップ上に配置されていたり、ゾンビを倒したりしても獲得できる。特に対ゾンビではコンボをつなげるほど獲得金額が大きくなるので、このあたりに資金獲得のコツがある。これはストーリーモードではそれほど大きな意味を成さないのだけど、つぎのSlaughterで価値が出てくる。

これがそのSlaughterモード。
ストーリーモードとの違いは、救助すべき人などは存在せず、ただひたすらマップ上に沸き続ける敵を倒して倒して倒しまくるバトル向けのシステムなっている。
一定間隔で次々と湧いて押し寄せるゾンビの密度はストーリーモード以上。時間が経つとすさまじいゾンビの大群に囲まれるので、いかに敵を排除しつつ生き残るかがポイントとなってくる。武器や車両のアップグレードは一定量のWAVEをこなすとマップ上に配置されるので、これで自らを強化しつつ高得点を目指していく。
このSlaughterモードは今回のアップデートで追加されたモードだけど、こっちの方がアツいというか、高得点のために試行錯誤のしがいがあって面白い。
アップデート前後でSteamの実績数が10ちょっとから30オーバーにまで増えていたり、このモードにだけリーダーボードがあったりと、むしろこっちがゲーム的にメインなんじゃないかなという気もする。
steam上のメタスコアが59とかなり低めの評価だが、これはリリース直後の評価なので、アップデートによる変更やSlaughterモードの追加などは反映されていないはず。個人的には、もうちょっといい評価を与えてもいいかと思っています。通常価格は9.99ドルだが、年末のセールでは75%オフにまでなっていたらしいので安売りしてたら十分買っていいレベルのゲームかと。
- 関連記事
-